ホンダ四輪事業への船出
四輪事業への船出を果たしたSPORTS360、
T360と世界を目指すSPORTS500の誕生
1962年6月5日、第11回全国ホンダ会総会の製品展示・試走会が、建設途中の鈴鹿サーキットで行われた。本田はレーシングコースにプロトタイプ・SPORTS360を運転して登場。開発担当責任者の中村良夫を助手席に乗せ、メインスタンド前をさっそうと走り抜けていった。長年、夢見てきた四輪進出の船出を果たしたのである。
この演出は、ホンダ特約店の参加者たちにも大きな話題を提供した。彼らは、二輪車販売の厳しい冬場でも売れる商品として、ホンダの四輪進出を強く望んでいたのだ。
同年10月25日から13日間、東京晴海で第9回全日本自動車ショーが開催された。入場者数は100万人を突破し、本格的なモータリゼーションの到来を予感させた。ホンダはこの自動車ショーで、プロトタイプのSPORTS360と軽トラックT360、さらにSPORTS360をベースにボディーや排気量を拡大したSPORTS500の3機種を出展し発表した。展示場は連日黒山の人だかりとなり、内外に大きな反響を巻き起こした。

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